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失敗ゼロで映える!まつ毛 パーマ セルフ 完全マニュアル|まつ毛サロンとの違いも解説

失敗ゼロで映える!まつ毛 パーマ セルフ 完全マニュアル|まつ毛サロンとの違いも解説

セルフでも失敗なくサロン級の上向きまつ毛を手に入れたい――本記事はその最短ルートを提示します。ロッドやパーマ液の選び方、巻き上げのコツ、よくある失敗のリカバリー、持続力とコストのサロン比較、ダメージを最小化するアフターケアまで網羅。読めば「安全・時短・高コスパ」で映える目元を実現する具体的手順と理由が丸ごと分かります。

1. まつ毛パーマセルフとは?サロン施術との違い

まつ毛パーマセルフとは、市販キットを用いて自宅で自分自身のまつ毛にパーマをかけ、根元から立ち上げたりカールを付けたりするセルフ美容法です。プロのアイリストが在籍するサロンで行うラッシュリフトやまつ毛パーマと基本原理は同じですが、施術者・環境・使用薬剤の管理方法に違いがあるため、仕上がりや安全性、コスト面で一長一短があります。

比較項目 セルフ サロン
主なメリット 低コスト・好きな時間に実施・デザインを自分で調整 仕上がりの安定感・技術保証・アフターケアの相談可
主なデメリット 技術習得が必要・失敗リスク・自己責任 料金が高め・予約の手間・通う時間が必要
想定価格帯 1回あたり約300〜600円 1回あたり4,000〜7,000円
所要時間 40〜60分 60〜90分(来店〜退店)

1.1 仕上がりのカール感

セルフではロッドのサイズや巻き付け角度を自分で調整できるためデザインの自由度が高い一方、片目ずつ行うため左右差が出やすい傾向があります。サロンはアイリストが目元の骨格やまつ毛の生え癖を見極めて施術するため、根元から立ち上がるリフトアップ系カールや外国人風のゆるふわカールなど均一で持続力の高い仕上がりが期待できます。

1.2 コストと時間の比較

セルフキットはロッド・グルー・1剤2剤がセットになっており、1回あたりの使用量が少ないため月1回施術しても年間コストが5,000円前後で収まります。対してサロンは1回4,000円以上が相場で、年間では5万円前後になることも。時間面では自宅で好きなタイミングに行えるセルフが優位ですが、慣れるまでに準備から後片付けまで1時間程度かかるため、初回は余裕をもったスケジューリングが必要です。

1.3 ダメージリスクと安全性

パーマ液はアルカリ性の還元剤と酸化剤を使用するため、放置時間や塗布量を誤るとまつ毛のタンパク変性や切れ毛を招く恐れがあります。セルフでは自分の目元を直接見ながら塗布することが難しく、誤って薬剤が眼球や皮膚に付着するリスクが高い点に注意が必要です。一方、サロンは国家資格を持つ美容師が目元保護を徹底し、薬剤濃度や時間管理を行うため安全性が高いですが、アレルギー体質の人や敏感肌の人はパッチテストを事前に依頼するのが望ましいでしょう。

2. セルフまつ毛パーマをおすすめする人・おすすめしない人

セルフまつ毛パーマは、サロンに行く時間やコストを抑えつつ“ぱっちりアイ”を手に入れられる便利な美容法ですが、すべての人に安全・最適というわけではありません。ここでは、どのような人がセルフ施術に向いているのか、また避けたほうがよいケースについて具体的に解説します。

2.1 向いているまぶたとライフスタイル

以下のようなまぶたの形状や生活スタイルを持つ人は、セルフまつ毛パーマのメリットを最大限に感じやすい傾向があります。

タイプ 具体的な特徴 セルフ施術のメリット
一重・奥二重でまつ毛が下向き ビューラーをしてもすぐにカールが取れる/目元を大きく見せたい 根元から立ち上げることでアイライン効果が長時間続く
忙しいワーママ・学生 朝のメイク時間を短縮したい/サロンに予約する時間が取りづらい 自宅で30〜40分完結、月1ペースでOK
コスト重視の美容好き サロン代を節約したい/複数回分のキットを活用したい 1回あたり約500〜1,000円でハイコスパ
メイク崩れが気になるスポーツ・アウトドア派 汗や水でマスカラがにじみやすい/ビューラーが面倒 パンダ目回避・ノーメイクでも目元が映える

上記に当てはまる方は、自分のペースでまつ毛をカールできるセルフパーマの恩恵を受けやすく、練習を重ねることでサロン級の仕上がりも十分狙えます。

2.2 避けるべき目元の状態

以下に該当する場合はセルフまつ毛パーマを控え、眼科や皮膚科、または美容サロンでのプロ施術を検討してください。

NG要因 理由・リスク
敏感肌・アレルギー体質 薬剤が皮膚刺激・アレルギー反応を起こす恐れ
花粉症やドライアイで慢性的に目がかゆい・赤い 施術中に目をこすり薬剤が入るリスクが高まる
まぶたや目の周囲に傷・炎症・ものもらいがある 傷口に薬剤が触れると強い刺激や化膿を招く可能性
極端な逆さまつげ カール角度が不均一になりやすく、失敗しやすい
妊娠中・授乳中で体調が不安定 ホルモンバランスの変化でまつ毛が抜けやすく、薬剤への感受性が高まる
アトピー・重度の乾燥肌で目元の皮膚が薄い 薬剤の浸透が早く化学的ダメージを受けやすい

セルフ施術に不安がある場合は、まずパッチテストを行い問題がないか確認することが必須です。少しでも異常を感じたら直ちに施術を中止し、専門医を受診しましょう。

3. セルフまつ毛パーマ前に準備するものリスト

セルフまつ毛パーマを成功させる最短ルートは、事前に必要な道具を揃え正しく理解しておくことです。ここでは「必須アイテム」と「あると便利なサポートアイテム」に分けて、初心者でも迷わないよう詳細に解説します。

3.1 必須アイテム

まつ毛パーマの基本工程〈巻き上げ→カール形成→固定〉を安全かつ均一に行うための道具は、以下の6つが欠かせません。

アイテム 役割 選び方のポイント
ロッド まつ毛を巻き付けてカールの形を作る S・M・Lのサイズとカーブ角度、シリコン素材が主流
パーマ液一剤 シスチン結合を切りカールを形成 低アルカリ・チオグリコール酸ベース、日本製を選ぶ
パーマ液二剤 切った結合を再架橋しカールを固定 過酸化水素・ブロム酸Na配合の酸化剤で時短タイプが便利
グルー ロッドにまつ毛を密着させる 水溶性・低刺激・速乾、リムーバー不要タイプが◎
Y字ブラシ/リフトスティック まつ毛をとかしながら均一に貼り付ける コームが細かいほど束感を防げる
タイマー 薬剤放置時間を厳守する 1分単位でセット可能なデジタル式

3.1.1 ロッドの種類と選び方

ロッドはカールの仕上がりを決定づける核です。一般的にシリコン製で、サイズは下記を目安にします。

  • S:短めのまつ毛やパッチリした丸目向け。リフト効果が高い。
  • M:平均的な長さに対応。自然で上向きのCカール仕上げ。
  • L:長めのまつ毛や奥二重向け。緩やかなJカールで大人っぽい。

二重幅が狭い・まぶたが重い人は、根元立ち上げ専用のフラットロッドやスティック型ロッドを選ぶと失敗しにくくなります。

3.1.2 パーマ液一剤と二剤の特徴

一剤は還元剤であるチオグリコール酸塩が主成分。粘度が高めのクリームタイプだと液だれを防げます。二剤は酸化剤として過酸化水素またはブロム酸Naが配合され、髪用より低濃度でまつ毛専用に設計されています。開封後は酸化・劣化しやすいため、3~4週間以内の使い切りが目安です。

3.1.3 グルーとツール

グルーは水溶性でダッペンディッシュなどに少量ずつ出し、塗布後30秒以内に貼り付けると粘着力が最適です。ツール類としては以下があると作業効率が上がります。

  • Y字ブラシ:コーム面でとかし、フラット面で押し付ける2WAY構造。
  • リフトスティック:細めの木製やメタル製で、細部の修正に便利。
  • マイクロブラシ:薬剤をピンポイントで塗布でき、液量の過不足を防止。

3.2 あると便利なサポートアイテム

なくてもパーマは可能ですが、ダメージ軽減と時短を目指すなら次のアイテムを併用すると安心です。

3.2.1 アイシールド

下まぶたを保護しながら下向きまつ毛をフラットにする厚手のパッド。パーマ液の付着や色素沈着を防ぎます。医療用テープで固定するだけなので初心者でも簡単です。

3.2.2 コットン綿棒

液だれの拭き取りや、薬剤をなじませる細部調整に必須。先端が細いアイラッシュ用綿棒なら、ロッド際まで届きやすく修正がスムーズです。

3.2.3 まつ毛美容液

パーマ後の乾燥を防ぎ、切れ毛・抜け毛リスクを下げるアフターケアの要。ペプチド・ヒアルロン酸・パンテノール配合で、オイルフリー処方を選ぶとグルーの持続性を損ねません。

以上を揃えておけば、セルフでもサロン級の立ち上げと持続力を実現できます。

4. 失敗しないセルフまつ毛パーマ手順完全版

4.1 手順1 まつ毛のクレンジングと前処理

パーマ液の浸透を均一にするためには、まつ毛に付着した皮脂・マスカラ・アイシャドウを完全に除去することが必須です。ポイントメイク用リムーバーでやさしくオフした後、油分を残さないウォータークレンジングで仕上げると失敗リスクを大幅に減らせます。

次に、サージカルテープやアイシールドで下まぶたを保護し、乾いた綿棒でまつ毛をとかしながら毛流れを整えます。ここで水分が残っているとグルーの接着力が弱まるため、ティッシュで軽く押さえて完全乾燥させてください。

4.2 手順2 ロッド装着とまつ毛の巻き上げ

ロッドは目幅・まぶたの厚みに合ったサイズを選びます。目尻が長い人はカール幅が均一なクラシックロッド、丸い目元の人は目頭〜目尻まで一体型のフラットロッドが失敗しにくいです。

グルーをロッド裏側に薄く塗布し、上まぶたのキワに密着させます。乾く前にまぶたを軽く閉じてロッドのカーブを確認すると左右差を防げます。

次にまつ毛側にグルーを少量ずつ付け、シリコンスティックで根元から毛先へ均一に巻き上げます。この際、根元1mmは立ち上げてもグルーを付けすぎないことが自然なリフトに仕上げるコツです。

4.3 手順3 一剤でカールを形成する

一剤(チオグリコール酸系)はキューティクルを開き、毛内部のケラチン結合を切断して新しい形を作る役割を担います。まつ毛の太さ・硬さで放置時間を調整します。

毛質タイプ 推奨放置時間 チェック方法
細く柔らかい 5〜6分 ロッドから1本外し「く」の字に曲がればOK
標準 7〜8分 同上
太く硬い 9〜10分 同上

塗布量はロッド表面が白く覆われる薄膜程度にとどめ、毛先には付けすぎないことがダメージ軽減のポイントです。放置後は綿棒で薬剤を丁寧に除去し、ドライコットンで水分を拭き取ります。

4.4 手順4 二剤でカールを固定する

二剤(臭素酸塩系)は切断したケラチン結合を再結合させ、形状を固定します。放置時間は一剤より1〜2分長めが目安です。塗布範囲・量は一剤と同様に均一を心がけましょう。

途中で乾燥すると硬化ムラが出るため、ラップや保湿フィルムで覆い、水分蒸発を防ぐと仕上がりが安定します。時間経過後は湿らせた綿棒で薬剤をオフし、ぬるま湯でロッド表面を軽く拭き取ります。

4.5 手順5 ロッドオフと仕上げケア

グルーが完全に乾いている場合はロッドが外れにくいので、専用リムーバーやコットンに染み込ませたぬるま湯で10秒蒸らすと安全です。ロッドを下方向へそっと転がすように外し、残留グルーを綿棒で除去したらパーマ工程は完了です。

最後に油分の少ないまつ毛美容液を塗布し、ドライヤーの冷風で根元を軽く整えることで立ち上がりをキープできます。24時間は水洗い・ビューラー・マスカラを避け、カールの定着を妨げないよう注意しましょう。

4.6 写真で分かるビフォーアフター

下の写真は、標準的なロッド(Mサイズ)を使い、放置時間を一剤7分・二剤8分で行ったケースです。ビューラー未使用でも瞳が縦に大きく見え、マスカラの発色もアップしています。

5. よくある失敗例とリカバリー方法

5.1 左右差が出た場合

セルフまつ毛パーマで最も多いトラブルが左右のカール差です。ロッドのサイズ違い、まつ毛の巻き込み本数のばらつき、または放置時間のずれが主な原因になります。

チェックポイント よくある原因 リカバリー方法
ロッド 左右で直径・長さが異なるロッドを使用 低い方の目を高いカールのロッドに掛け直す
または高い方にホットビューラーで微調整
巻き上げ 根元と毛先のテンションが不均一 綿棒にグルーを薄く付けて再度巻き直し、放置時間を短めに再施術
放置時間 スマホ操作で時間差が発生 タイマーを両目同時スタートにし、必ず左右同時にオフ

再施術は最低でも24時間空けて行い、まつ毛美容液で十分に保湿してからトライしましょう。

5.2 カールがかかりすぎた場合

根元が折れたりCカール以上に上がりすぎてしまうと、瞼に当たって視界が狭くなることもあります。原因は放置時間の超過か、一剤の塗布位置が根元に寄り過ぎたケースが大半です。

原因 即時対処 予防策
放置時間オーバー ケラチントリートメントを塗布し、カールを緩和 アラームを5分刻みで設定し、最大8分を超えない
一剤の塗布範囲広すぎ 濡れ綿棒で根元を軽く伸ばしドライヤー弱風で形を矯正 根元1〜2mmは避け、毛中間のみ塗布

視界に支障が出るほどの強カールはプロのサロンでストレート施術を受ける方が安全な場合もあります。

5.3 パーマが取れやすい場合

せっかく施術しても1週間以内にカールが緩むことがあります。湿度・皮脂・まつ毛の前処理不足が主な要因です。

原因 リカバリー 持続力アップ術
油分残り アイシャンプーで洗浄後、二剤のみ再塗布し5分固定 脱脂コットン+サリチル酸入りクレンジングで完全に油膜オフ
湿気 再施術前にドライヤー冷風で水分を徹底除去 施術当日は入浴・サウナ厳禁、梅雨時はエアコン除湿下で行う
毛質ダメージ ケラチン配合の集中美容液を1週間塗布してから再施術 ヒアルロン酸ミストで保水→ホホバオイルで蓋をする2ステップ保湿

まつ毛が健康でないと薬剤が定着しないため、施術前後の美容液ケアがカール維持の鍵になります。

5.4 目元にしみた・赤みが出た場合

薬剤が角膜や皮膚に触れるとヒリつきや充血・かゆみを引き起こします。アレルギーだけでなく、pHが高い一剤の過剰付着が原因のことも。

症状 応急処置 医療受診の目安
軽いしみ感 生理食塩水でアイリンスし、冷タオルで10分冷却 改善しない場合は眼科へ
赤み・腫れ 市販の抗炎症点眼薬を使用、48時間安静 赤みが拡大、痛みが強い場合は速やかに受診
激しい痛み・視界のぼやけ 流水で15分以上洗眼し即時医療機関へ 必ず受診

再発防止にはアイシールドや医療用テープでまぶたを保護し、一剤・二剤とも綿棒で塗布する際に根元2mmを避けることが重要です。

6. セルフとサロンの費用・効果比較シミュレーション

「セルフまつ毛パーマ」と「サロン施術」は、かかるお金だけでなく仕上がりの満足度や時間的ストレスも大きく異なります。ここではコスト・効果・時間の3軸で具体的にシミュレーションし、あなたのライフスタイルに合う選択肢を導き出します。

6.1 月額コスト

1年間(12か月)で計算した場合のセルフ・サロンそれぞれの総費用と月額換算を示します。セルフは初心者向けスターターキットを使用、サロンは都内平均価格でのシミュレーションです。

項目 セルフ サロン
初期費用 5,000円(キット一式) 0円
1回の施術費 約300円(薬剤+消耗品) 5,500円
年間施術回数
(平均6週ごと・計9回)
9回 9回
年間総費用 5,000円+(300円×9)=7,700円 5,500円×9=49,500円
月額換算 約640円 約4,125円

セルフはサロンの約1/6以下のコストで続けられる計算になります。ただし消耗品の追加購入やロッド買い替えを考慮すると、+1,000〜2,000円の変動があります。

6.2 仕上がりと持ちの違い

効果面では個々のテクニック差が出やすく、サロンのプロ施術はカールの均一性と持続期間で優位です。一方、セルフでも下記3点に注意すれば仕上がりは十分に満足できるレベルに。

  • ロッドサイズを目幅に合わせて選ぶ
  • 薬剤放置時間をきっちり守る(日本製薬剤で8〜12分が目安)
  • 二剤をまつ毛の根元まで均一に塗布し、完全硬化を待つ

持続期間はサロン平均5〜6週、セルフ平均4〜5週と1週間程度の差。まつ毛が硬い人・皮脂分泌が多い人はセルフで持続が短くなる傾向があります。

6.3 時間と予約のストレス

忙しい社会人や子育て世代にとって、移動や予約の手間も大きな判断ポイントです。

要素 セルフ サロン
1回あたりの施術時間 約40分 約60分
予約・移動時間 0分 平均90分(往復+待ち時間含む)
急な予定変更 自宅なので柔軟に対応可 キャンセル料・再予約のリスク
トータル拘束時間(1回) 40分 約150分

セルフは施術以外の時間コストがゼロ。深夜や早朝でも自分のペースで行えるため、生活リズムが不規則な人には大きなメリットです。ただし慣れるまでの数回は手元が見えにくく、時間が延びる可能性があります。

以上の比較から、コスパ重視・時間重視の人はセルフ、仕上がりと安心感を最優先する人はサロンという結論になります。次章では、まつ毛へのダメージを最小限にするアフターケア方法を詳しく解説します。

7. ダメージを最小限にするアフターケア

7.1 24時間以内に避けること

施術直後のまつ毛はキューティクルが開いて水分・油分に敏感です。ここで刺激を与えるとカールのもちが短くなるだけでなく、切れ毛やチリつきの原因にもなります。

NG行動 ダメージを受ける理由 代替策・対処法
シャワーで直接目元にお湯を当てる 高温の水圧でキューティクルがはがれやすくなる 顔は濡らさずボディのみ入浴し、洗顔はぬるま湯を軽く当てる
サウナ・岩盤浴・ホットヨガ 高温多湿によりパーマ液の化学反応が進行し続ける 施術翌日までは控え、低温スチームで代用する
オイルクレンジング 油分がロッドで形成した結合をゆるめる ミセルウォーターやジェルタイプのクレンジングを使用
目をこする・うつ伏せ寝 物理的摩擦でカールが折れる シルク枕カバーで仰向け就寝を意識

7.2 まつ毛美容液の選び方と塗り方

7.2.1 選び方のポイント

セルフまつ毛パーマ後は保湿・補修・キューティクル保護の三拍子がそろった美容液が理想です。

主要成分 働き 表記例
加水分解ケラチン 折れ毛・切れ毛の補修 ハリ・コシアップ
ヒアルロン酸Na 水分保持 みずみずしさをキープ
パンテノール 新生毛の育成促進 ビタミンB5誘導体

7.2.2 避けるべき成分

アルコール濃度が高いもの、香料・着色料が多いものは刺激になりやすく発赤や痒みの原因となるため控えましょう。

7.2.3 おすすめの塗布ステップ

  1. 洗顔後、水分をティッシュオフしてからスタート
  2. アプリケーターの余分な液をボトル口でしごく
  3. 根元0.5mm手前から毛先に向かいスッと滑らせる
  4. 下まつ毛はブラシを縦にして軽くタッチ
  5. 完全に乾くまで1分ほど目を閉じて待機

7.3 ビューラーとマスカラの使い方

パーマ後はビューラーは原則不要ですが、どうしても上げたい場合は下記を厳守してください。

7.3.1 ビューラーのポイント

  • 加圧は1回5秒まで、根元ではなく中間で軽く挟む
  • ゴムは劣化前に交換し、金属はアルコールフリーで拭き取る

7.3.2 マスカラの選び方

ウォータープルーフよりもフィルムタイプが推奨。お湯オフできるため、クレンジング時の摩擦を減らせます。

マスカラタイプ メリット クレンジング方法
フィルムタイプ お湯でスルッと落ち、まつ毛への負担が少ない 38℃前後のぬるま湯
ウォータープルーフ にじみにくく海やプールで活躍 ポイントメイクリムーバー必須
クリアマスカラ ツヤ出し・束感演出、成分が優しい 洗顔料のみでオフ可

7.3.3 塗布テクニック

  • ブラシをジグザグせず、根元から毛先へ真っ直ぐ引き上げる
  • ダマができたら乾く前にコームでとかす
  • 重ね塗りは2回までにとどめ、乾燥後にまつ毛美容液を軽く重ねて保湿

以上のアフターケアを徹底すれば、セルフまつ毛パーマでもサロン級のカール持続と健やかな自まつ毛を両立できます。

8. おすすめセルフまつ毛パーマキット厳選5選

自宅でサロン級の仕上がりを叶えるセルフまつ毛パーマキットは数多く販売されています。ここでは安全性・仕上がり・使いやすさ・コストの4軸で徹底比較し、本当におすすめできる5商品を厳選しました。まずは特徴を一覧で確認し、その後に個別レビューを詳しく解説します。

商品名 参考価格(税込) ロッドサイズ 放置時間の目安 特徴 初心者向け度
D-UP ラッシュパーマ 3,850円 S・M・L 3サイズ 各10〜12分 日本製パーマ液で低刺激 ★★★★★
アイプチ ひとえ・奥ぶたえ用パーマキット 2,970円 M・L 2サイズ 各8〜10分 くっきり立ち上げカール ★★★★☆
貝印 まつ毛カールキット 1,980円 S・M・L 3サイズ 各12〜15分 コスパ最強の定番 ★★★☆☆
ピンキーロング ラッシュリフトセット 4,400円 フラット・Uカール 2種 各6〜8分 ダメージケア美容液付き ★★★★☆
公式通販限定パリジェンヌ風ラッシュリフトキット 5,500円 SS〜L 5サイズ 各5〜7分 根元80°立ち上げ専用形状 ★★★☆☆

8.1 D-UP ラッシュパーマ

8.1.1 キット概要

サロン専売品を手掛けるD-UPが開発した低刺激処方の日本製キット。グルーには保湿成分が配合され、ロッドは日本人の目幅に合わせた3サイズが同梱されています。

8.1.2 こんな人におすすめ

初めてセルフパーマに挑戦する方、目元が敏感で刺激を感じやすい方に最適。短めまつ毛でもSロッドで自然に立ち上がります。

8.1.3 使用時の注意事項

放置時間を12分以上超えないこと。まつ毛へのダメージを抑えるため、1か月半以上間隔をあけて再施術してください。

8.2 アイプチ ひとえ・奥ぶたえ用パーマキット

8.2.1 キット概要

二重・アイプチ製品で有名なブランドによる根元からの強カール設計。太めのロッドがまぶたに食い込まず、ひとえ・奥ぶたえ特有の重みをクリアにします。

8.2.2 こんな人におすすめ

根元をしっかり立ち上げたい一重・奥二重さん、アイテープを併用している方に。

8.2.3 使用時の注意事項

二重形成アイテムとの同日使用は避け、最低12時間はまぶたを休ませましょう。

8.3 貝印 まつ毛カールキット

8.3.1 キット概要

ドラッグストアで入手しやすいコスパ重視タイプ。パーマ液の量が多く、3回以上の施術が可能です。

8.3.2 こんな人におすすめ

コストを最優先したい学生やセルフパーマ経験者、家族とシェアしたい人。

8.3.3 使用時の注意事項

パーマ液の酸化を防ぐため、開封後は冷暗所に保管し3か月以内に使い切ること。

8.4 ピンキーロング ラッシュリフトセット

8.4.1 キット概要

韓国トレンドを意識した束感仕上げが得意なロッド形状。施術後に塗布するケラチン美容液がセットで、まつ毛のハリ・コシを守ります。

8.4.2 こんな人におすすめ

マスカラだけで束感を作りたい方、ダメージケアも同時に行いたい方。

8.4.3 使用時の注意事項

美容液は一剤・二剤を完全に拭き取った後に塗布。濡れた状態で塗ると成分が浸透しにくくなります。

8.5 公式通販限定パリジェンヌ風ラッシュリフトキット

8.5.1 キット概要

サロン人気メニュー「パリジェンヌラッシュリフト」を自宅再現できる根元80°立ち上げ専用ロッドを採用。5サイズ展開で目幅に合わせて微調整が可能です。

8.5.2 こんな人におすすめ

サロン並みの立ち上げ角度を求める上級者、高密度なまつ毛で上がりにくいと感じている方。

8.5.3 使用時の注意事項

根元にグルーを付けすぎると液漏れリスクが上がるため、薄塗りを徹底してください。施術後24時間は水分と蒸気を避けること。

以上の5商品は、それぞれ仕上がり・コスト・使いやすさに特徴があります。自分のまぶたの形状、求めるカール感、予算に合わせて最適なキットを選び、正しい手順とアフターケアで美しいまつ毛をキープしましょう。

9. セルフまつ毛パーマに関するQ&A

9.1 何日持つ?平均持続期間

セルフまつ毛パーマの平均的な持続期間は約4〜6週間です。まつ毛の成長周期(毛周期)や日々のケア方法によって大きく差が出ます。

要因 持続期間への影響 ポイント
まつ毛の太さ・量 太く本数が多いほど長持ちしやすい 美容液で育毛し土台を強くする
前処理の丁寧さ 油分が残るとカールが早く落ちる クレンジングで皮脂・メイク残りゼロに
アフターケア 摩擦や湿気で持続期間が短縮 24時間は水・蒸気・油分を避ける

平均持続期間を超えてカールを保ちたい場合は、まつ毛美容液での保湿とビューラー・マスカラの過度な使用を控えることが効果的です。

9.2 パーマ液は何回使える?

1キットでの使用回数は5〜8回程度が目安です(内容量15mL前後の場合)。ただし、以下の条件で回数が変動します。

  • まつ毛の長さや量:長くボリュームのあるまつ毛ほど液剤消費量が増加
  • ロッドサイズ:大きいロッドほどまつ毛を全面に広げるため液を多く塗布

開封後は3カ月以内の使い切りが推奨されます。酸化が進むと作用が弱まり、カール保持力が低下します。

9.3 まつ毛エクステとの併用は可能?

併用自体は可能ですが、カールの持続や毛へのダメージを考慮すると「パーマ→24〜48時間後にエクステ装着」という順序が最も推奨されます。

9.3.1 施術順序によるリスク比較

順序 メリット 注意点
パーマ後にエクステ カールがきれいに仕上がる
グルーの密着が良い
パーマ直後は毛が乾燥しやすいので保湿必須
エクステ後にパーマ エクステのカールを調整できる グルーが熱・薬剤で劣化し
エクステが取れやすい

セルフで両方を行う場合は、どちらか一方だけに絞るか、専門サロンでの併用施術を検討すると安心です。

9.4 妊娠中・授乳中でも安全?

日本国内で流通するまつ毛パーマ液の多くは化粧品登録済みであり強い刺激は抑えられていますが、妊娠初期(特に12週以内)の使用は避けるのが基本です。

9.4.1 医師に相談すべきケース

  • つわりが重く臭いに敏感になっている
  • 妊娠高血圧症候群、アレルギー歴がある
  • 目元の皮膚トラブルや結膜炎を起こしている

授乳中は母乳への直接的な影響は報告されていませんが、ホルモンバランスの変化で肌が敏感になりやすい時期です。パッチテストを48時間行い、赤み・かゆみが出ないことを確認したうえで施術してください。

9.5 まつ毛が短い人でもできる?

5mm未満の超短毛でもセルフパーマは可能ですが、ロッド選びと前処理が成功の鍵を握ります。

ポイント 具体的なコツ
ロッド SS〜Sサイズの極細ロッドを選択
粘着力が弱い場合は専用グルーを薄く二度塗り
まつ毛の方向付け 金属スティックではなくシリコンスティックを使用し、毛を扇状に広げる
下地強化 ケラチン配合まつ毛美容液を1日2回塗布し、ハリを高めてから施術

短毛の場合は薬剤の作用時間が長すぎると反り返りが強くなりやすいため、一剤3〜4分、二剤4〜5分と短めに設定して様子を見ながら進めましょう。

10. まとめ

セルフまつ毛パーマは、1回約500円・30分でサロン級の上向きカールが得られる反面、薬剤放置時間やロッドサイズを誤るとチリつきや左右差が生じやすいリスクがあります。クレンジング→巻き上げ→一剤10分→二剤10分→保湿の基本手順を厳守し、24時間は洗顔・マスカラを避け、毎晩美容液で補修することで持続は3〜5週間が目安。自信がない、眼疾患・敏感肌の場合はプロ施術を選ぶのが安全策です。

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